イチゴを守れ!イチゴを襲う害虫たち

日本人が大好きなイチゴ!見た目も可愛らしくて、食べてみると甘くてちょうど良い酸味があって、とーーっても美味しいですよね!!!ただ、それって人間じゃなくて虫たちも同じかも、、、せっかく植えたイチゴを害虫たちが狙ってる!そんなの許せませんよね!大切な苗を守るためイチゴ栽培で気をつけたい4つの害虫の特徴と対策をまとめます。

1,アブラムシ


イチゴに発生するアブラムシはワタアブラムシ、イチゴケナガアブラムシなど種類が多く、緑、赤、白、黒など様々な体の色があります。体長0.5〜3ミリの虫で、葉っぱや茎に大量に発生します。

被害
アブラムシが大量に発生した苗は生育が悪くなるだけでなく、色んなウイルスに感染しやすくなります。またアブラムシの排泄物にカビが発生してすす病を発病します。

予防と対策
・肥料を抑える
チッソ成分が多く含まれている植物を好むため肥料がチッソ成分が多くなりすぎないよう調整する
・光を利用
直射日光を避けて葉の裏に隠れやすいの苗の根元をアルミホイル等で覆い日光を反射させる
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2、ハダニ

ハダニは0.5〜1ミリほのど大きさで幼虫、成虫ともにイチゴの苗に食害を与えます。実はハダニは足が8本あり昆虫ではなく蜘蛛の仲間です。(昆虫は6本)ハダニは乾燥している環境で発生しやすく特に夏になり気温が高くなるほど発生する確率が高くなります。

被害
イチゴの葉に寄生して養分を吸い取り生育を悪くし、被害が広がると光合成が行えなくなり葉が枯死します。ハダニが葉につくと、葉の表面にカスレが現れたり、薄く白い斑点が現れます。さらに個体数が増えると、蜘蛛の巣状の糸を作ります。葉に蜘蛛の巣のような糸が付いていたらハダニが大量発生している証拠です。

予防と対策
ハダニは1回に100個以上の卵を産むことができ、あっという間に急激に増殖します。発見次第すぐに農薬による適切な防除を行いますが、ハダニは世代交代のサイクルが短いため薬剤に対する抵抗性が発達しやすいです。同じ系統の農薬を連続で使用することは避け、最低3種類のローテーションで使用し、効果を持続させましょう。またハダニは雑草でも発生するため苗の周辺の雑草は丁寧に除去します。系統の違う農薬をいくつか紹介します。※ハダニは葉っぱの裏に寄生することが多いので農薬をかける時は葉っぱの裏までしっかりとかけます。

 

 

3、コナガ

コナガは蛾の幼虫で、体長5ミリから1センチほどの小さなイモムシです。主に春から秋にかけて発生しますが寒さには弱く冬の間はあまり見かけません。

被害
生まれてすぐの幼虫は葉の中に潜り込み葉の内側を食害し、成長すると葉の裏面から葉の表皮だけ残すよう食害します。食害された部分は白くなったあと、穴が空くといった症状が見られます。

予防と対策
早期発見、早期防除を基本に、幼虫を見つけたらすぐに取り除きます。コナガも薬剤に対する抵抗性が強く、同じ農薬を連続で使うことを避けいくつかの系統の薬剤をローテーションして使用しましょう。
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アザミウマ
アザミウマは、体長が1〜2ミリ程度の小さな虫です。イチゴの栽培で問題になるのはワタアブラムシやミカンキイロアザミウマ等です。雌だけで卵を産むことができるため繁殖能力が高いです。高温で乾燥した状態が続くとアザミウマの発生が増えます

被害
葉裏や葉柄の吸汁による被害や新芽に寄生すると葉を巻いたりし生育に影響を与えます。排泄物がすす病の発生の原因となります。また花や果実に寄生して食害をおこします。

予防と対策
雑草でも発生するため苗の周辺の雑草は取り除きます。
アブラムシも葉裏を好むため、薬剤散布は丁寧に葉裏まで行います。また排泄物で葉がテカテカと光っているところは、大量に発生している可能性が高いので念入りに散布します。
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イチゴを美味しく食べるには害虫予防が欠かせません、虫がつかないようにこまめにチェックし薬を散布します。また防虫ネット等で対策することもオススメです。せっかく育てた苗が害虫に襲われないよう注意し、甘くて美味しいイチゴを育てましょう。

 

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