イチゴが美味しくなっている画像 イチゴ女性農家の画像

いちごGOとは?

農家勤め3年目の私が、実際に農家で働きながら学んだことや、長年農家をしている方のお話しをふまえて初心者でも「いちごが美味しく」育てる方法を記事にまとめたサイトです。

農家勤め3年目の私が、実際に学んだことをふまえて初心者でも「いちごが美味しく」育てる方法を記事にまとめたサイトです。

自分にあったレベルで学ぶ

新着記事を見る

">

【失敗しない】実は難しいイチゴの水やり

イチゴを育てる時に実は難しいのが水やりです。イチゴの水やりは植えているプランターのサイズや気温などその時によって必要な水の量が変わるので、毎日土の状態を確認することが重要です。土の表面がサラサラと乾いているときは、プランターの底から水が溢れでるくらいたっぷりと与えます。ただ苗を観察しているとついつい世話をかけたくなってしまいますよね。可愛さあまって、あまり水を与えすぎると根腐れして苗がダメになってしまうこともあります。ある程度雨風に当ててあげることで、しっかりとした強い苗ができるのでこまめに観察しつつあまり手をかけすぎないよう注意が必要です。また、葉や花に土が跳ねないよう苗の根元にジョウロで優しく水を与えます。

 

 

植え付けから活着までの水やり

苗を購入してプランターに植え付けたら苗が活着するまでの間は毎日、朝、夕方にたっぷりと水を与えます。活着とは根がしっかりと伸びて土の水分を十分に吸い取れる状態です。活着のタイミングが分からない方もいると思いますが、朝、葉に水がポツポツと付いている(葉水)ようになれば活着した合図です。

春の水やり

イチゴは、春に花を咲かせ実をつけます。苗がぐーんと成長するこの時期の水やりはとても大事です。水を切らさないよう1日〜2日に1回を目安に、土の表面が乾いた時にたっぷりと水を与えます。午前中に水やりを行い夕方頃に少し土の表面が乾き、また次の日の午前中に水をかけるというのが理想ですが、プランターの土の量や天候で乾き方は全く違うので苗をこまめに観察します。

夏の水やり

夏になり気温が高くなると1日1回の水やりでは土が乾燥してしまい苗が痛む原因となり乾燥しすぎると苗が枯れてしまいます。最近は地球温暖化の影響で気温がかなり上がっていて、日中はとんでもない暑さですよね。人間でもたくさん水分補給をしないと熱中症になってしまうようにイチゴの苗にもたくさんの水分が必要です。またお昼に水を与えてしまうとプランターや鉢の中で水が煮えてしまうので、涼しい午前中と夕方に水やりを行うのが良いでしょう。

秋の水やり

夏の茹だるような暑さがおさまってきたら1日〜2日に1回を目安に土の表面が乾いた時に水やりを行います。段々と寒くなってくると土が乾くペースも遅くなってくるので、土の状態を確認しながら適切な水やりを心がけます。

冬の水やり

寒くなってくるとイチゴは休眠に入るので、葉や茎はほとんど成長せず吸い上げる水の量も少なくなります。土が完全に乾いているのを確認してから週に1、2回を目安に控えめに水やりを行います。ただ冬だからと油断して土の状態のチェックを怠ってしまうといつの間にか乾燥して苗が傷んでしまうので注意します。

イチゴに限らず植物の水やりは、土や植物の状態に合わせて与えることが重要です。必要な水の量は天候や環境により違うのでこまめに苗や土の状態をチェックすることが水やりの基本です。植物は午前中に活発に光合成を行うので、朝に水やりを行うのが理想です。またトマトのように水をあげずに切ることで実が甘くなる果実もありますが、イチゴの場合は水を切ってしまうと甘いイチゴがとれないのであえて水を切るようなことはしません。常に土がびちゃびちゃに湿っている状態だと根腐れをおこしたり、炭疽病など病気を誘発するので適切な水やりを心がけ、手をかけすぎず目をかけることを意識しましょう。

水やりのタイミングが分かりづらければ、水やりチェッカーなど便利なものもあるので活用してください。

 

">

イチゴを守れ!イチゴを襲う害虫たち

日本人が大好きなイチゴ!見た目も可愛らしくて、食べてみると甘くてちょうど良い酸味があって、とーーっても美味しいですよね!!!ただ、それって人間じゃなくて虫たちも同じかも、、、せっかく植えたイチゴを害虫たちが狙ってる!そんなの許せませんよね!大切な苗を守るためイチゴ栽培で気をつけたい4つの害虫の特徴と対策をまとめます。

1,アブラムシ


イチゴに発生するアブラムシはワタアブラムシ、イチゴケナガアブラムシなど種類が多く、緑、赤、白、黒など様々な体の色があります。体長0.5〜3ミリの虫で、葉っぱや茎に大量に発生します。

被害
アブラムシが大量に発生した苗は生育が悪くなるだけでなく、色んなウイルスに感染しやすくなります。またアブラムシの排泄物にカビが発生してすす病を発病します。

予防と対策
・肥料を抑える
チッソ成分が多く含まれている植物を好むため肥料がチッソ成分が多くなりすぎないよう調整する
・光を利用
直射日光を避けて葉の裏に隠れやすいの苗の根元をアルミホイル等で覆い日光を反射させる
アブラムシの駆除に効果的な薬剤はこちら

 

 

2、ハダニ

ハダニは0.5〜1ミリほのど大きさで幼虫、成虫ともにイチゴの苗に食害を与えます。実はハダニは足が8本あり昆虫ではなく蜘蛛の仲間です。(昆虫は6本)ハダニは乾燥している環境で発生しやすく特に夏になり気温が高くなるほど発生する確率が高くなります。

被害
イチゴの葉に寄生して養分を吸い取り生育を悪くし、被害が広がると光合成が行えなくなり葉が枯死します。ハダニが葉につくと、葉の表面にカスレが現れたり、薄く白い斑点が現れます。さらに個体数が増えると、蜘蛛の巣状の糸を作ります。葉に蜘蛛の巣のような糸が付いていたらハダニが大量発生している証拠です。

予防と対策
ハダニは1回に100個以上の卵を産むことができ、あっという間に急激に増殖します。発見次第すぐに農薬による適切な防除を行いますが、ハダニは世代交代のサイクルが短いため薬剤に対する抵抗性が発達しやすいです。同じ系統の農薬を連続で使用することは避け、最低3種類のローテーションで使用し、効果を持続させましょう。またハダニは雑草でも発生するため苗の周辺の雑草は丁寧に除去します。系統の違う農薬をいくつか紹介します。※ハダニは葉っぱの裏に寄生することが多いので農薬をかける時は葉っぱの裏までしっかりとかけます。

 

 

3、コナガ

コナガは蛾の幼虫で、体長5ミリから1センチほどの小さなイモムシです。主に春から秋にかけて発生しますが寒さには弱く冬の間はあまり見かけません。

被害
生まれてすぐの幼虫は葉の中に潜り込み葉の内側を食害し、成長すると葉の裏面から葉の表皮だけ残すよう食害します。食害された部分は白くなったあと、穴が空くといった症状が見られます。

予防と対策
早期発見、早期防除を基本に、幼虫を見つけたらすぐに取り除きます。コナガも薬剤に対する抵抗性が強く、同じ農薬を連続で使うことを避けいくつかの系統の薬剤をローテーションして使用しましょう。
コナガに有効な薬剤はこちら

 

 

アザミウマ
アザミウマは、体長が1〜2ミリ程度の小さな虫です。イチゴの栽培で問題になるのはワタアブラムシやミカンキイロアザミウマ等です。雌だけで卵を産むことができるため繁殖能力が高いです。高温で乾燥した状態が続くとアザミウマの発生が増えます

被害
葉裏や葉柄の吸汁による被害や新芽に寄生すると葉を巻いたりし生育に影響を与えます。排泄物がすす病の発生の原因となります。また花や果実に寄生して食害をおこします。

予防と対策
雑草でも発生するため苗の周辺の雑草は取り除きます。
アブラムシも葉裏を好むため、薬剤散布は丁寧に葉裏まで行います。また排泄物で葉がテカテカと光っているところは、大量に発生している可能性が高いので念入りに散布します。
アブラムシに有効な薬剤はこちら

 

ボタニガードES 500ml

楽天で購入

 

イチゴを美味しく食べるには害虫予防が欠かせません、虫がつかないようにこまめにチェックし薬を散布します。また防虫ネット等で対策することもオススメです。せっかく育てた苗が害虫に襲われないよう注意し、甘くて美味しいイチゴを育てましょう。

 

">

初心者の方でも成功する露地栽培のご紹介!

よく、冬の果物ならイチゴと言われていますが、実際の所、冬=苺はハウス栽培によるもので、家庭菜園の露地栽培は5月〜6月が収穫時期になります。

さらに露地栽培でイチゴを収穫した後の株からは次々と子株が出来ていくので、どんどん苗を増やして何年も栽培することも可能です。

ただ、露地栽培のデメリットとして、天候や気候に左右されるので、対策をして気をつけてください。

また、お家で家庭菜園をする際は、ホームセンターなどで購入出来る、市販の苗を秋に植え付けてから、翌年春に収穫のイメージです。

収穫後にできる株(小苗)を翌年の苗にすると、効率よく低コストで苺を栽培する事ができるのでオススメ◎

それでは、実際に育てる方法をご説明します。

土壌作り

植え付けの前に元肥(もとごえ)や石灰(石灰)、堆肥(たいひ)を入れて、土づくりをしていきます。

いちごは肥料やけしやすい作物のため、元肥は植え付けの14日前までにはしておいてください。ウネは大体15センチぐらい盛り上げてすると水捌けもよく、根が張って成長しやすいです。

肥料撒き

イチゴが元気よくそだつためにも、苦土石灰、完熟堆肥、有機入りの肥料、緩効性肥料、有機質肥料を混ぜるのがおすすめです。肥料がない方は撒かなくても問題はありません。

苗の準備

自分が育てたい品種の苗をインターネットやホームセンターで購入して準備してください。葉っぱがパンパンした苗が太陽からの恵みを受けとりやすいので、探してみてください。

植え付け

準備した苗をポットから出して、株間25cm〜40cmぐらい間隔をあけてから植えてください。その際にクラウン(葉の付け根部分)が土に埋まらないように、浅めに植えると良いです。浅すぎるのも根っこが太陽にやけるので、適正の深さをお願いします。

水やり

植え付けが終わったらたっぷりお水を与えてください。お水をあげる感覚としては表面の土が乾いたらお水をあげると良いでしょう。(夏場の暑い時期はこまめに観察してください)

追肥(ついひ)・マルチはり

植え付けてから冬を越した2月中頃に苗の周りに追肥をしていきます。寒い時期なので、追肥が終わったらマルチやワラを被せて、土の温度をあげるとなお良いです。

わき芽かき・ランナー摘み

こまめに観察をしていると、脇芽やランナーが出てくると思うので、取ってやってください。しっかりわき芽かきやランナー摘みをすると、イチゴに栄養がたっぷりいき、甘くて美味しいイチゴが実りやすくなります。

受粉・人工授粉

自然にミツバチが飛んできて授粉すれば問題ないですが、ハウスなどに入れて風が届かなかったり、ミツバチが入らない感じだと人工授粉がオススメです。花を筆とかで優しくポンポンしたり花と花どうしを優しくひっつけても、授粉になるので、自分にあった方法でやっていきましょう。

鳥害対策・病害駆除

ネットなどをしてないとカラスや野菜の鳥、動物が食べにくる可能性があるので、何かしらの対策をおすすめします。病気に関しては対策が難しいので、毎日観察していくことがベストです。

収穫

花が咲いてから(開花)1ヶ月〜45日で実が熟してきます。実に被さっているヘタがそり返ったら収穫を始めてください。甘くて美味しい苺ができているはずです。

 

品種別!イチゴの味わい

  • 苺の品種「あまりん」

    あまりん

    甘さ:★★★★★ 硬さ:☆☆☆☆ 育てやすさ:☆☆☆☆ 糖度:18〜20度

  • 苺の品種「あまおう」

    あまおう

    甘さ:★★☆☆☆ 硬さ:★★★★ 育てやすさ:★★★☆☆ 糖度:9〜10度

  • 苺の品種「章姫(あきひめ)」

    章姫(あきひめ)

    甘さ:★★☆☆☆ 硬さ:★★★☆☆ 育てやすさ:★★★★ 糖度:9〜10度

  • 苺の品種「やよいひめ」

    やよいひめ

    甘さ:★★★☆☆ 硬さ:★★☆☆☆ 育てやすさ:★★★☆☆ 糖度:12〜13度

  • 苺の品種「おいCベリー」

    おいCベリー

    甘さ:★★☆☆☆ 硬さ:★★★★ 育てやすさ:★★☆☆☆ 糖度:9〜10度

  • 苺の品種「とちおとめ」

    とちおとめ

    甘さ:★★★☆☆ 硬さ:★★★☆☆ 育てやすさ:★★★★ 糖度:10〜11度

  • 苺の品種「よつぼし」

    よつぼし

    甘さ:★★★☆☆ 硬さ:★★☆☆☆ 育てやすさ:★★★☆☆ 糖度:10〜11度

  • 苺の品種「かおりの」

    かおりの

    甘さ:★★★★ 硬さ:★★☆☆☆ 育てやすさ:★★☆☆☆ 糖度:13〜14度

  • 苺の品種「紅ほっぺ」

    紅ほっぺ

    甘さ:☆☆☆☆ 硬さ:★★★★★ 育てやすさ:★★★★ 糖度:8〜9度

  • 苺の品種「スカイベリー」

    スカイベリー

    甘さ:★★★☆☆ 硬さ:★★★☆☆ 育てやすさ:★★★★ 糖度:11〜13度

人気のPR商品をチェック